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紛争問題を考える

ウォール街資本家の富は
第一次世界大戦の死者一千万人、
第二次世界大戦の死者三千万人
の上に築かれた。

これはアンリ・クロフォードの言葉です。

世界的タイヤメーカーの経営者の話を思い出します。

「タイヤはいつ、どういう場面で一番売り上げをあげられると思う?」

色々考え、私は答えました。

「車の売上と連動すると思うから、年末のボーナス前かな」
「夏休みまえに車を使いたいからタイヤを交換するので夏前かな」
「いや輸送用のトラックがメンテナンスをする時期かな」

などと、知恵を絞って答えを出していきました。

すると経営者から、苦笑されながらこう言われました。

「どれも不正解。タイヤのニーズが高くなるのは、戦争中で、一番売れるのは紛争地帯なのです」

タイヤと言えば、楽しいイメージがあり、趣味として持つことを想像していた私にとって、それは衝撃的な事実でした。


そう、戦争が起こることで、特定の業種の株価が跳ね上がったり、反対に下がったり、特定地域の紛争の影響で品物、資源、素材の供給が困難になってことで、値上がりをすることもよくあります。

そう、紛争は経済に大きな影響を及ぼすのです。


タイヤ会社の経営者はこうも言いました。

「喜ばしいことではないけれど、紛争を知らなければ、世界を相手にビジネスをすることは出来ない」


当然ですが、平和が一番です。
多くの死傷者を出し、財産まで奪ってしまう戦争に、いいことなどありません。


しかし紛争が起こることで、儲けている人たちもいます。
実は日本の経済成長期も隣国・韓国の戦争のおかげも多々あります。

そう、紛争を知ることが、今後は世界で活躍する人間になるためには必要になってきます。

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